怪我した鳩などを保護するとき,どのようにしたらいいのでしょうか。
また,それをどこかに連絡する方がいいのでしょうか。そのような点について調べてみました。
怪我や病気で弱った鳩を見つけたとき
怪我や病気で弱った野鳥は動物病院や保護センター,動物園で診察してくれます。
しかし,その野鳥が回復して野生に戻ることができるようになるまで,ずっと預かってくれるとは限りません。県によって違う場合があり,保護した人に預かって欲しいと要請される場合もあるし,里親を探してくれる県まであり,様々です。
なお,無料で動物病院が預かってくれるとは限りません。
医者も生活しなければならないので,どこからか援助がない限り,無料にはなりません。例えば,血液検査5千円,病原菌検査,複数抗体検査など1万円~,レントゲン検査5千円,超音波検査3千円,投薬1回数百円~,入院1日2千円など,経費がかかることは覚悟しておく方がいいと思います。
ですから,保護する前に県の野生動物などの担当窓口に連絡して,どのようにすればいいのかしっかり相談する方がいいかと思います。
血などは素手で触らない
野生生物は特に何らかの病原菌を持っていたり,内部や外部に寄生虫が潜んでいるケースが多々あります。
それらは,人間以外に他の動物に感染することがあります。
動物病院に持って行った場合,他の動物に感染しないようにそれらの検査が行われるのは,このためです。
保護する際に野鳥を触る場合,野鳥は怖がって暴れる場合があります。
暴れたら羽根が抜けたり骨折などしてさらに怪我がひどくなることもあるので,できるだけ野鳥を脅かさないようにして下さい。
また,野鳥を持つときは,翼をたたんだ状態で,上からそっと胴体部分をつかみます。小型の鳥の身体はとても繊細なので,強く握ってしまうと内臓を圧迫して亡くなってしまうことがあります。
そして,固いくちばしで怪我をしないようにくれぐれも気をつけて下さい。目を攻撃されでもしたら大変危険です。念のために手袋やティッシュ,ハンカチなどを使うといいと思います。
まとめ
ペットとして飼う場合も,元気になるまで保護することも,法律違反になります。
野鳥を家庭で飼うことは「鳥獣保護法」という法律で禁止されています。
どうしても保護する必要がある場合は,県の担当窓口に連絡して「保護飼育」の許可を受けて下さい。
県から「飼育許可証」がもらえれば飼育できます。
また,この「飼育許可証」がないと診察してくれない動物病院もあるということです。
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鳩の怪我をしていて、県の保護のほうに連絡をしたら危害を加える迷惑な鳥なのでほっておいて下さいと言われました。思わず泣いてしまった。静岡県ってこんなに心冷たいことに悲しです。