鳩と言えば身近な存在で、どこに行っても見かけるようなごくありふれた鳥ですね。

平和の象徴とも呼ばれ、その歩き姿やしぐさを見ていると、どこか愛らしさも感じます。

そんな鳩はIT時代よりはるか昔、伝書鳩として手紙を届ける役割を持っているものも居ました。

メールやラインでやり取りをしている現在、伝書鳩を使って恋文を送る…なんてのも古風でロマンチックかもしれません。

そんな伝書鳩は現在でも飼育できるのか調べてきたので、ご紹介させていただきます!

伝書鳩

結論から言うと難しい

こう言ってしまっては元も子もないのですが、様々な理由により、現在の日本では伝書鳩を飼うのは難しいとされています。

まず、伝書鳩と言えば公園などでよく見かけるドバトという種類なのですが、野生の鳩を飼うことは鳥獣保護法によって禁止されています

これらは申請して許可を取ることも可能ですが、飼えたとしても鳴き声や糞害などによって近所から通報があれば、警察沙汰になりかねません。

また、伝書鳩を飛ばしても帰還率は60パーセントほどと言われ、これには昔と違って猛禽類が増えたことや、携帯などの電磁波によって鳩の中の地場能力が狂うから…などの理由があります

それでも飼いたい方は

伝書鳩を飼う上での難しさや覚悟はお分かりいただけたと思います。

それでも飼いたい!という方は、しっかりと下調べをしてから飼育しましょう。

まず、鳩の入手法ですが、野生の鳩では上記でも紹介したように法に触れてしまいます。

ところが日本には社会法人日本伝書鳩協会というものがあります。

協会に相談して、近隣で信用できる愛鳩家を紹介してもらい、その方から有償で譲ってもらうのがベストな方法でしょう。

また、ご近所の迷惑にならないよう、飼育環境はしっかりと整え、病原菌の原因となる糞などは小まめに掃除することが大切です。

伝書鳩の訓練について

基本的に伝書鳩の仕組みは鳩の帰巣本能によるものなので、ブリーダーにお願いするのは難しいでしょう。

まずは鳩が手元に届く前に鳩小屋を作り、それからブリーダーからヒナを譲ってもらいましょう。

血統にもよりますが、1羽あたり5000円から数万円の値段で取引されます。

それから手塩にかけて世話をし、大人になったら徐々に遠い距離から鳩を放して鳩小屋に帰らせます。

これを繰り返すことにより、伝書鳩の訓練となるわけです。

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まとめ

伝書鳩を飼うにはこれだけの苦労とお金がかかります。

そう考えると、昔の人ってすごいですね…

現在の日本で伝書鳩を飼うことはこれだけ難しいということがお分かりいただけたと思いますが、本気の趣味にしたい!という方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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