始めに書いて置きますが、鳩の卵を人工的に孵化させるのは、よほどの知識があり余裕のある人しか出来ません。
孵化させた後からも大変なのです。
それでは、自然界では、どのようにしているのか、また人工的にするとしての大変さも説明していきます。
鳩の卵の大きさ
うずらの卵の一回り大きいぐらいの白色の卵です。
また、優れた環境下では、1年で5、6回も卵を産む、周年繁殖をする鳥です。
生後6か月から10歳くらいまで繁殖能力があります。
卵が産まれて孵化まで
平均18日間、雄と雌交互に卵を温めて孵化させます。
人が卵を孵化させる方法
人工的に孵化させるには、孵卵器(万単位のお金が必要)を使えば、簡単に孵化させる事ができます。
しかし、孵卵器がない場合は温度37度前後、湿度45%以上の環境で1時間に1回以上、卵をころ転がして黄身がくっつかない様にしてあげると20日以内に孵化します。
問題点
まず、第一に孵卵器は、高額であります。孵卵器がなければ、一日中付きっきりです。
鳩の雛は、素嚢乳(そのうにゅう)という鳩の雄雌、両方から出される物で孵化後、一週間は、育ちます。
これは、人工的に作るのは、大変難しいのです。
また、親鳥によって、餌の取り方など生きていく術を学ばなければ、自然界に戻る事は、出来ません。
鳥獣保護管理法
【鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律】
https://www.env.go.jp/nature/choju/capture/capture1.html
上記によって、鳩の卵の採取も禁止されています。勝手に採取すれば、法律違反となり罰せられます。
まとめ
今回、自然界の鳩の卵の孵化までと、人工的な孵化まで、また、その後まで書かせてもらいましたが、大変難しいという事が分かって頂けたと思います。
卵が落ちていたとしても鳩は、一年通じて卵を産む、周年繁殖する鳥であり、生後6か月から10歳まで繁殖能力があるのです。
むやみに人の手で育てる事が必ずしも良い結果を生むとは、限りません。
第一に勝手に鳩の卵を採取しては、法律違反です。
自宅で飼育されているギンバト(銀鳩)などでも、かなりのお世話が必要ですので、現実を見て、勉強して知識を得て、それなりの覚悟を持って、鳩の卵の孵化には、挑んでください。
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