平和の尊重としてよくスポーツ大会やオリンピックなどで何百羽の鳩が放されますが、現在日本で繁殖している野生の鳩は主にキジバト、アオバト、シラコハト、カラスバト、ベコバト、キンバトの6種類です。(世界では300種類の鳩がいる)

鳩の仲間にはドバトの他にも国の天然記念物になっている種類も多くおり、美しくきれいな羽のキンバトなどは代表的な鳩です。

 

鳩 保護 ボランティア

街で有名な「ドバト」は中央アジアやアフリカ、ヨーロッパなどに生息する「カワラバト」の家畜品種となり、野生の鳩としては分類されないのです。

また、かつては小笠原に生息していた「アカガシラカラスバト」や八重山諸島に生息していた「リュウキュウカラスバト」は絶滅したと言われております。

都会では群れになった鳩を多くみられますが、希少種も含めて基本的には鳩は鳥獣保護法によって保護された鳥で、許可なく捕獲したり、雛や卵を採ったりすることは法律で禁止されており、これが勝手に捕獲してはいけない理由なのです。

では、迷い鳩や傷を負った野生の鳩を見つけたら、どのようにすればよいのか、次に話したいと思います。

迷い鳩の保護

通常レースバトには、協会配布の脚環と個人脚環をつけており、迷い鳩を保護した場合、個人脚環をつけていればそこに鳩の所有者名と連絡先が書かれているので、直接所有者に連絡を取るようにすればよいそうです。(日本鳩レース協会)

また、日本には鳩レースに関する団体は、日本伝書鳩協会と日本鳩レース協会の2つがあり、鳩の脚に装着された「脚環」により判別することができる。

どちらの団体も保護した鳩に関しての問い合わせを、電話もしくはメールにて受け付けている。

 

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傷を負った迷い鳩

傷を負った迷い鳩を保護した場合、動物病院の先生に診てもらうとして、経済的な面も含め、誰が世話をするのでしょうか?

医者も家業が成り立たないのでは、生計を維持できません。診察~病原菌検査~けがの処置までざっと行えば、軽く数万円単位の経費がかかります。

ですので、こういう場合はまずは、事前に有識者の助言を得てから行動すべきでしょう。

まとめ

今回、鳩の保護について調べてみると、街中でよくみられる鳩が、「鳥獣保護法によって保護された鳥」ということには、脅かされました。

なので許可なく捕獲したり、雛や卵を採ったりすることは、法律で禁止されているということなのです。

街中では、鳩の糞公害等がよく問題になっていますが、一方で、オリンピックのオープニングでは、数百羽の鳩を放したりしています。

なぜ公害になっているのに、そういうことがなされているのか、なんとなく理解できたような気がします。

 

 

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