鳩はいつ、どのような方法で子育てするのでしょうか。 他の種類の鳥と違いも含めて見てみましょう。

 

鳩 子育て 時期

鳩の子育ての5つの特徴

多くの小型の鳥は植物の種などを食べて生きていますが、ヒナを育てる際には昆虫などを与えて、動物性タンパク源を用いた食事をさせます。

そのため、そうした小型の鳥たちは、昆虫の幼虫が大量発生する春から夏にかけての時期に合わせて繁殖し、子育てをします。

ところが鳩はそうした動物性タンパク源の食事を必要とせずに、植物だけでヒナを育てることができるので、子育ての時期は特に季節によって限定されません。 それから、鳩は喉からピジョンミルクと呼ばれる栄養分が豊富に含まれた液体を分泌してヒナに与えます。

ほ乳類ではない鳩がミルクで子育てできるとは驚きですね。 このピジョンミルクがあるおかげで、餌が少ない季節でも子育てすることができます。

鳩は一年中繁殖が可能で、その土地の環境によっての差はありますが、年間を通して巣を作ることがわかっています。 やはり12月から2月までの寒い時期にはあまり活発ではないようですが、多ければ年間に7回から8回も卵を産むことがあるといいます。

鳩は建物などの狭い場所に木の枝を組んで巣を作るのですが、古巣を再利用することも多いそうです。

自分が作った古巣だけでなく、他の鳩が使った巣や、他の種類の巣まで勝手に利用してしまうようで、意外とちゃっかりしていますね。 古巣を再利用する場合も、材料を運んできて補強することはするようです。

巣の場所選びは、雄が見つけてきた候補地を雌に判定してもらって決めます。 巣作りは、雄が材料を運んできて、雌が組むという共同作業です。

鳩は巣作りから抱卵、子育てまで雌雄が協力して行います。

 

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まとめ

鳩は完全な一夫一婦制で、相手が亡くなった場合以外にはつがいの相手を変えないそうです。

生涯浮気をせず、住まい作りも子育てもお互いが協力して生活していくなんて、理想の夫婦像といえるかもしれません。

古巣を再利用する賢さや、ピジョンミルクを分泌できることなど、鳩には繁殖に有利な能力が備わっているのですね。

 

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