日本には、約6種類の野生の鳩がいます。天然記念物や絶滅危惧種に指定されている鳩もいます。
見た目が緑のマフラーをした光沢のある色の神社や寺や公園などに群れて生息している鳩は、ドバトという家畜品種の鳩であり、日本固有の野生の品種では、ありません。
野生の鳩で皆さんがよく見かけるのは、キジバトですので、キジバトの寿命について補足を交えながら、説明していきます。
そもそもキジバトとは
鳴き声は、デゥーデゥー、ポッポーと繰り返して鳴くのが、特徴的で、ヤマバトという別名のとおり、かつては山地に生息し、人と接触する事はなかったのですが、最近では、都会にも生活拠点を移してきていて、人の生活に密着して生活する傾向になっており、身近な鳩になりました。
見た目は雌雄同じ色で茶褐色から紫灰色で、翼に黒と赤褐色の鱗状の模様があり、名前の通り鳥のキジと同じ柄が特徴です。
キジバトの寿命
寿命と一言で何年というのは、大変難しく、野生では、雛からずっと追跡調査しないと分からないのです。
また、個体差によって、同じキジバトでも弱い者と強い者がいます。これは、人間でもいえる事です。病気になりやすかったり、また、住んでいる場所の環境にも左右されるでしょう。
比較的、外敵の少ない場所、温暖差が少ない場所、餌を人間から貰える場所などにいるキジバトは、長生きでしょうし、反対に上記と真逆だと短命でしょう。
ですから、何歳とは、断言出来ませんが、短くて8歳、長ければ20歳というのが主な目安になります。
キジバトは、野生の鳩に分類されますが、最近では、人と密着に生活するようになったため、寿命も伸びているかもしれません。
しかし、その一方で、鳥獣保護管理法で鳩は、守られてはいますが、申請・許可を取った業者に駆除されるようなケースも増えており、正確な寿命は、はっきりとは言えません。
まとめ
野生の鳩、キジバトの寿命は、何年とはっきり断言できず、8歳から20歳の間という事で、参考にならないかもしれませんが、それだけ、野生の鳥は、寿命を確認するのが、難しいという事です。
人工飼育下では、卵から亡くなるまで、見届ける事が出来ますが、自然界では、そこまで、何羽も追跡調査する事は、ほぼ不可能だからです。
キジバトは、鳴き声の騒音や糞便が有害である事から、鳩専門の駆除業者まで出来ていますので、むやみに住宅地で餌を与えたりする事のないよう注意してください。
今のあなたにおすすめの記事