鳩とはハト目ハト科に属する鳥類で、その数は42属290種も居ると言われています。
主に私たちがよく見かける鳩は「ドバト」「キジバト」と呼ばれる種類で、駅前や神社、公園などによく居る灰色のものがドバト、郊外などで見る赤茶色の体に「デッデーポッポー」という鳴き声が特徴のものがキジバトなのだそうです。
困ってしまうのは鳩の糞害
さて、そんな日常風景にも馴染んでしまっている鳩ですが、色々と困らされることもありますよね。
とくによく耳にするのが糞害!
美観を損ねるのはもちろんのこと、お掃除も大変ですし、衛生面も気になります。
また、おなじ場所にばかり糞をされるケースも多いのですが、それには鳩の習性が関係しているのだとか。
鳩の糞について
人間が便をするのと同じように、当然鳩も生き物ですから糞をします。
本来木の実や虫を主食とする鳩ですが、近年は我々の生活にも密着に関わっているため、人から貰ったものや人間が生活する上ででたゴミなどを食べて生活するようになりました。
そのため、鳩の生活エリアも人の生活エリアに侵食し、あらゆる場所で鳩の糞を見かけるようになったのですね。
糞ですから当然臭いもしますし、見た目に不潔感も感じてしまいます。
その他、ダニやゴキブリなどの害虫の発生源にもなりますし、糞に含まれる酸性分によって金属が腐食するなどの被害もあります。
鳩の習性について
そんな糞を毎度同じ場所にされてはたまったものではないのですが、鳩の習性上、仕方がない部分もあります。
鳩の1日の動きにはパターンがあり、「全体を見渡せる高い場所」「羽休めをする場所」「寝床にする場所」「特定のエサ場」「特定の営巣場所」などをルーティングしています。
同じ動線で生活しているわけですから、自然と同じ場所に糞が集まるのですね。
また、鳩の性格には「場所への執着が強い」「帰巣本能が高い」「なかなか諦めない」という部分もあり、一度決めた場所にはしつこく飛来しやすいそうです。
まとめ
鳩の習性と糞についておわかりいただけたでしょうか?
納得できる部分もありますが、だからといってこのままで良いとは言えませんよね。
ご紹介した通り、鳩はココ!と決めた場所にしつこく飛来するので、そうなる前に早めに手を打つことがポイントとなります。
テグスや防護ネットなどを張り、鳩を留まらせにくくしましょう。
また、鳩の糞は別の鳩を呼ぶ原因にもなりますので、見つけたら早めに処理してくださいね。
既にベランダなどに住み着いてしまった鳩は駆除がとても難しいので、対策センターや駆除業者に相談してみましょう。
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