日本ではあまり食用とはされていませんが、海外(中国、フランス、ギリシャ、レバノン、エジプトなど)では、鳩は普通に食べられるのです。
沸騰したお湯に入れても鳩の卵は固まらないそうです。中国人が日本に観光に来た際、鳩がたくさん歩いているのでなぜ、日本人は鳩を捕まえないのか不思議に思うとのことです。
鶏は食べるのに、同じ鳥類の鳩はなぜ日本人は食べないのでしょうか、疑問に思うところです。
鳩のオスとメスの見分け方はある?
一見見ると、ドバドとキジバトの違いは分かっても、あっちにいるのがオス、こっちにいるのがメスなどと違いが判る人はあまりいないかもしれません。
実は、オスとメスの違いはあるようなのです。
〈オス〉
・メスよりも身体全体の骨格がしっかりとしていて大きい。両足もがっちりしている。
・首が太くて短い。肩が張っている。鳩胸である。頭が丸くて大きめ。
・羽の胸周りの場所に、はっきりと虹色の輝きが見られる。
・鼻こぶ(鼻の白色)が大きい。
・羽の色がメスよりも濃い。
・尾羽を地面に広げ、首の毛を逆立ててメスを追いかける様子が見られる(求愛行動)
〈メス〉
・オスよりも体全体が細い。
・なで肩である。首が細くて長め。頭が平らになっている。
・鼻こぶが小さめ。
・羽の色がオスよりも薄い。
・オスに追っかけられているのがメス。
このように、オスとメスの違いは結構はっきりとしているのがわかりましたね。オスが一生懸命に求愛行動をしても、メスはプイッとそっぽを向くことも多くあります。
オスは、そっぽを向かれてメスに振られたとしてもすぐ気が変わり、隣にいる違うメスにまた求愛行動をし始めます。
めでたく、メスからオッケーが出ると、夫婦になるのです。
まとめ
いかがでしたか?鳩についていろいろ調べてみました。
鳩はレースに使用されることもあります。優秀な場合は、なんと一羽数千万円で取引される場合があるそうです。頭脳が良く、方向感覚が良く、見た目も美しい鳩が選ばれます。
手品に使われる鳩は、とても身体が柔らかく小さく折りたたむことができるので、裾に隠すことができるのです。
鳩の目にはアイサインというものがあり、瞳孔周辺を取り囲んでいるところを差します。帰巣本能に優れ、種鳩向きと言えます。
眼の頭よりにじみ出ているアイサインは、鳩レース向きです。
他の鳥類にはできないのですが、鳩は下を向いたまま水を飲むことができます。このように、鳩はとても興味深い鳥だと言えます。
今までとは違った見方で鳩を見ることが出来そうですね。
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