公園や街中をウロウロ歩き回っているイメージが強い鳩ですが、鳥ですのでもちろん飛ぶことができます。
公園で鳩の群衆に子供が突っ込んでいき、大慌てで飛び去ろうとする姿なら想像できるのですが、翼を広げて大空を飛んでいるドバトの姿はあまり想像できません。
鳩はどのくらいの高さや速さで飛ぶのでしょうか?調べてみました。
鳩が飛ぶ高さ
本来、鳩は100mぐらいの高さまで飛ぶことができます。
マンション10階の平均的な高さが約30mですので、単純計算すると30階ぐらいまでは飛んでくる可能性が大いにあるということになります。
高層階に住んでいても油断はできません。しかしながら、普段飛ぶ高さは100mもありません。
むしろ街中で見かける鳩は地上にエサが沢山あることを知っていますので、その環境に甘んじあまり飛ばなくなっているようです。
さらに人間がちょっと近づいただけなら、飛ぶどころかいちいち羽根を広げたりもしません。スタスタと歩いて人間をかわしている鳩をよく見かけます。
人間が鳩の鳥としての本能を弱めているのかもしれません。
鳩が飛ぶ速さ
普通のドバトが飛ぶ速さは時速30㎞~50㎞です。
一般道を走っている車と同じ位のスピードです。
しかし、スピードに特化したレース鳩はもっと早く飛ぶことができます。
現在記録されている最高速度は時速157㎞、平均速度にして時速71㎞です。プロ野球選手が投げるボールの速さぐらいで飛べるということです。
鳩が速く飛べる逸話として、高速道路を車で走っていたら鳩が並走してきた。という話もあります。
普段は公園や街中で「ホロッホー」と泣きながらマイペースに歩行している鳩ですが、意外に速いということに驚くのではないでしょうか。
まとめ
普段、鳩が飛ぶ姿を見かけないのは、エサもあり安全な地上の暮らしに慣れてしまい高く飛ぶ必要性を感じなくなっているからでしょう。
しかし、鳩が本来持っている能力では高さ100mぐらいまで飛ぶことができます。
そして、飛ぶ速さは時速30㎞~50㎞ほどになります。
レース鳩の場合はもっと速く飛べます。鳩の鳥としての能力は意外と高いことが分かりますよね。
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初めまして、レース鳩にGPSを付けて飛翔データーを取ってるものです。
レース鳩が今年3月の春レース、富山県入善から300㎞強離れた神戸市まで帰還する時、海抜2500m以上の白山頂上付近を約2300mの高さで飛び越えました。
レース経験50年、60年の方々にとって、鳩は高い山を避け谷間を縫って飛ぶと言うのが通説だったのが山の尾根越えで帰還することが判明して皆さん驚いてます。
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