鳩はどこでどのように卵を産み温めるのか、時期やその期間についても調べてみました。
鳩は古巣をリフォームするの?
鳩は1年中繁殖期である為、1年に5,6回は卵を産みます。
産む場所は主にマンションのベランダや神社、お寺などカラスや猫などの目にふれない場所を選び、比較的高い所に卵を産むようです。
そして、気に入った場所を何度も利用するというのが一つの特徴であるとも言えます。
巣のつくりはとても雑で上を見上げた時に巣の中の卵が見えたりすることもあります。そのような雑な巣を作る手間をはぶくためか、古巣を利用することが多いようです。
古巣であれば少しの補強で済みますからね。
繁殖の約74%は古巣を利用したものであることがある調査で分かっています。
しかも、他種のヒヨドリやモズの古巣も利用するというのですから驚きです。
他種の古巣を自分の巣にアレンジして卵を産み育てるというのは中古の家をリフォームして住む感覚なのでしょうか。
巣を決めるのは雌なので、居心地が良い所で卵を産みたい気持ちはわかるような気がします。
鳩の繁殖力が強い訳
卵を温めるのに必要な期間は、15~16日です。
雌と雄が交代で温めるとはいえ何時間もそこにいるわけですから、巣の作りが良いほうがいいし慣れている場所の方が居心地がよいですよね。
実家のような感覚なのかもしれません。
鳩は必ず2つの卵を産むと言われています。それも雄と雌の卵なのです。
すごい産み分けですよね。常に同じ数の雄と雌がいるわけですから、繁殖力の強さも理解できます。
本当は賢い鳩の話
鳩は馬鹿だと言われていますが、餌を与えてくれる人をわかっているのだそうで餌をくれる人の所に集まるのだそうです。
歩き方で人を見分ける事が出来るようですが、嫌がらせをした人の事も記憶することが出来るそうです。
良くマンションのベランダに鳩が巣を作り卵が孵化して成長し巣立ってほっとしたら、また帰ってきたという話をよく聞きます。
鳩が古巣に帰ってまた産卵する事はご存知だと思いますが、マンションのベランダの場合住んでる人が良い人で、鳩は何もかもわかったうえで帰って来るのではないでしょうか。
とっても安心して卵を育てる事が出来る環境である事は鳩にとって大事なことです。
親切な人のそばで卵を産みたいのかも知れません。
まとめ
鳩は安心して産める場所と居心地が良い場所であれば古巣でも、他種の古巣にでも卵を産むことがわかりました。
人も見分けるというのがとても気になります。街中で鳩を見かけてもこちらが観察しているより、観察されている方が多いかもしれませんね。
今のあなたにおすすめの記事