鳩には不思議な力があるようです。なんと、磁気を感じる能力があるのです。

その力によって、「帰巣本能」が備わっているのではないかと思われます。

そのほかにも臭覚も感じ、周りの臭いを頼りに巣に戻れるのでは?とも考えられます。

鳩は、帰巣本能がありますが、年を取ると人間のように認知機能が衰えるため、元の巣に戻れなくなる場合があります。それを利用し、現代ではアルツハイマー病の研究に鳩が使われているそうです。

今回は、なんとも不思議な鳩の巣作りについてまとめてみました。

鳩 巣作り オス

鳩の巣はどのように作られるの?

鳩の繁殖は一年中行われています。虫などの餌が少なくなる冬でも、鳩にはメスだけではなくオスにも備わっている「ピジョンミルク」という高たんぱくで脂肪も含まれている栄養価の高いミルクを、おっぱいからではなく、口から吐き出せ飲ませることができるのです。

そのミルクがあると、雛は一週間で驚くほど成長することができます。

他の鳥類にはないピジョンミルクが鳩にはあるので、年々増え続けているということが言えます。

世界の生息数はなんと四億と推測されます。

鳩は、オスがメスの頭や羽をつつき羽づくろいをします。そのあとに、くちばしの中にお互いくちばしをいれ、キスのようなしぐさをとります。お互いの気持ちが合致したところで、共寝に入り、巣作りを始めます。

一度巣を作る場所が見つかると帰巣本能により、何度もその場所に作ります。

駅やマンションのベランダの室外機の裏や鉢の裏など、人やカラスなどに見つからない場所を選んで巣を作ります。

巣は、木の枝や落ち葉、新聞紙などをオスが一つずつ加えて持ってきます。それを、整理するのがメスの役目です。オスは、巣に適しない枝などは一度加えてもポイッと落とします。重さや長さなど巣にふさわしいものだけを厳選してくわえていくのです。

鳩はとても仲良しなので、巣を作っている間もスキンシップのようなしぐさをします。

巣作りは3日くらいかかり、4日目には卵を産み落とします。

 

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鳩のオスは卵を温めるの?

鳩はとても仲良しなので、メスだけではなくオスも交代で卵を温めます。

メスが餌を取りに行っている間は、オスがしっかりと卵を温めます。それを交互に繰り返すのです。

雛が生まれたら、ピジョンミルクをメスもオスも交代に飲ませます。身体を揺さぶり一生懸命に吐き出します。雛のソノウが膨らんでいたらしっかりとピジョンミルクを飲んでいる証拠なのです。

まとめ

いかがでしたか?オスは雛が巣から飛び出せるようになると、いろいろなことを教え始めます。鳩はとても視力がいいので、40キロメートル先まで見ることができます。

その視力を利用し、餌の摂り方、天敵から逃れる方法などを教えています。

人間には早いと感じる車なども、鳩の目にはゆっくりと動いているように見えるようです。そのため、車や自転車などもすぐに察知して避けることができるのです。

 

 

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