普段の日常生活をする上で、町や公園などでカラスやハトが自由に飛び交う世界。
しかし、この鳩やカラスの体は、シラミやダニ・寄生虫などのパラダイスになってしまっていることも!また、鳥類に多く寄生し羽を食べる虫も存在します。
同じ世界で住まう生き物同士、危険は理解できるほうが理解し対処していきましょう。
鳥たちには何の悪意もないのですから。
羽毛を食べる虫
羽毛を食べる虫の代表的な存在として、ハジラミというシラミがいます。
羽虱と書いてハジラミと呼び、その名の通り羽に生息しています。
ハジラミは普通のシラミと違い顎が発達しているので血を吸うことはせずに羽毛を食べて暮らしています。
また、人間の髪の毛を食べることもありますので、注意しましょう。
他にはハネダニと言うダニもいます。こちらも吸血行為はせずに羽毛を食べて過ごしています。
どちらの虫も人間に寄生する可能性があるので注意が必要です、また羽毛布団やダウンなども注意し、こまめに日干しをしましょう。
その他の虫
鳩などの鳥類に住まう虫は他にも存在します。
例えば、羽軸ダニやトリケダニというダニの一種や、ワクモという外部寄生虫です。
ワクモは夜間に休憩し休んでいる鳥類などに寄生し血を吸って生きています。
また、吸血をしないときは数万匹ものコロニーを作り過ごしている上に、鳥自体に寄生し卵を産み、そして繁殖するため最悪の場合、このワクモが寄生して滞在してしまうと血を吸われ過ぎて貧血や衰弱を引き起こしてしまいます。
このような虫から身を守るために、鳩などの鳥類は羽干しや水浴びを欠かしません。
まとめ
野鳥は羽干しや水浴びを行い虫の寄生や繁殖を防いでいますが、飼われている鳥は自力でそれらの行為ができないことがあります。
小屋などの鳥たちが過ごすスペースに水浴び場を作れない場合は、飼い主が責任をもって虫などが居ないかどうかを定期的に確認してあげましょう。
部屋の中だから大丈夫、なんてことはありません!
ダニやノミはどこからでも侵入してきます。油断せずに気を付けていきましょう!
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