鳩の足には、前方向に3本、後ろ方向に1本の指が生えています。人間の足とは構造が違うので、次に鳩を見かけた時に確認してみると良いかもしれませんね。
そんな鳩の足の指が欠けていたり、そもそも足が一本なくなっているという場合には、その原因に人間が大きく関わっているかもしれないのです。
糸や紐が足に絡まると壊死してしまう
ニュースなどでたびたび取り上げられるように、人間がボウガンなどで故意に鳥獣を傷つけるケースも十分に考えられますが、人間側に悪意がなくても傷つけてしまっているというケースも多くあります。
たとえば、糸や紐、ビニールなどが捨てられていて、それに鳩が足を絡ませてしまうと、その部分の血流が悪くなって壊死してしまい、そのまま足や指を失ってしまうことがあります。
同じように釣り糸や、鳥よけのテグスなどに絡まってしまうこともあるようです。
これらは人間側に悪意がないことも多いのですが、ポイ捨てだったりゴミの管理が不十分であったりと、結局は人間に責任があると言えますよね。
ひも状のものは、鳥以外の動物も絡まりやすく、足などを失くしてしまう原因となっています。ゴミの管理などはしっかりと行いたいですね。
どうして公園や駅でよく見かけるの?
足を失った鳩は、よく公園や駅で見かけられます。
目につく場所であるため私たちが気づきやすいという理由もありますが、人が多いため鳩の天敵がいなく安全であることも、鳩が公園や駅に集まる理由のようです。
公園や駅などは人間だけでなく鳩も共存しているということを頭に留めておいて、ビニールなどのゴミはきちんと管理することが大切です。
人間と共存している鳥獣が怪我をしてしまう要因を取り除いてあげることも、人間の役目と言えるのでしょう。
まとめ
足のない鳩が出てしまう原因には、やはり人間が大きく関わっているようです。
猫やカラスなどの天敵に襲われたり、鳩同士が激しいケンカをして足を失ってしまうこともありますが、人間が捨てたゴミが足に絡まって壊死してしまうというケースが多くみられます。
ゴミだけではありませんが、人間だけでなく鳩などの共存する鳥獣も住みやすい環境を作ることが求められるようです。
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