鳩は街中にも多く生息をしており、私達人間もよく目にする機会がある生き物です。
そんな鳩をよく観察していると、2羽で行動しているものを目にする事があるでしょう。
その2羽はつがいです。
2羽で行動している様子を見ていると、仲睦まじくて心が和みますよね。鳩のつがいは生涯仲良しなのでしょうか。
今回は、鳩のつがいについて見ていきたいと思います。
世間一般による鳩のつがいのイメージ
鳩は平和の象徴、愛の象徴であり、幸福を運ぶものと言われております。
鳩の夫婦は一度つがいになると生涯パートナーを変えずに生きていき、何度も繁殖を行い、子育てを行う事から、結婚式でもよく使われております。
オシドリと並び、理想の夫婦像としても見られております。
基本的に鳥類は一夫一婦制を取り、オスが子育てに協力をする種類が多いです。
当然鳩もそのグループに入っており、夫婦力を合わせて子育てを行います。
鳩は我々にとって身近な鳥のため、夫婦で行動をしている様子を目にする機会が多いです。
そのため、更に夫婦愛を象徴させる存在へとなっていったのでしょう。
実際は本当に一生仲良しなのか?
鳩は一夫一婦制での繁殖を行います。
しかし、つがいは一度の繁殖でその関係が解消されてしまう事がほとんどです。
すなわち、子育てが終了するまでは夫婦共に生活をしますが、子育てが終わるとそれぞれまた違う相手を見つけるという事です。
また、不慮の事故で相手がいなくなった場合や、繁殖が上手くいかなかった場合も相手を変えます。
中には相手がいなくなるまでずっと同じ相手とつがいを続ける個体もおります。
だが、そういった個体は少数派で、ほとんどが繁殖ごとに相手を変えております。
実際のところ、ツルやハクチョウなどに代表される一夫一婦制で生涯パートナーを変えない種族は少ないとされております。
理想の夫婦像とされているオシドリも、シーズン毎に相手を変えております。
まとめ
鳩の夫婦といえば、非常に仲が良く、一生連れ添う仲というイメージがありました。
しかし、実際は子育てまでは一緒に連れ添うが、それが終わったらお互いまた違うパートナーを探します。
特に繁殖に失敗した場合はあっさりと相手を変えるとの事ですから、そこは子孫を残したいという本能が強く根付いているのでしょうね。
繁殖毎に相手を変えるのも、少しでも強い者同士の子供を残したいといった本能的なものがあるのかもしれませんね。
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