公園で鳩を観察していると、実に様々な行動を取った様子を見る事が出来ます。
胸を張ってもう1羽の鳩を追いかけていたり、嘴でお互いを突き合ったりしております。
何だか見てて飽きませんよね。
これらの行動は、オスとメスとの間で行われております。
鳩はオスとメスがどのように出会い、結ばれたらどのような生活を送るのでしょうか。
今回は、そんな鳩のオスとメスについて調べてみました。
鳩が胸を張って追いかける意味
遠くから見ていると何だか喧嘩をしているようにも見えるこの行動は、オスがメスに対して行っている求愛行動です。
つがいになる前のオスとメスで、人間で例えるとオスがナンパをしているのです。
オスは尾羽を広げて地面につけ、体を膨らませてメスに強くてかっこいいアピールをして近付いていきます。
メスに逃げられたり、他のライバルが多かったりと成功率は低いので、オスは手当たり次第メスにアピールをしていきます。
こうしてアピールをして、メスが受け入れたら晴れてつがいとなります。
ちなみに鳩は1年で何度も繁殖を行うので、この光景はほぼ1年中見る事が出来ます。
鳩のつがいの生活
つがいが形成されると、つがいは巣を作り、そこで卵を産み子育てが行われます。
鳩は、つがいになってからは常に行動を共にします。
そのため、抱卵から雛を育てるまで、オスとメスは協力をし合います。
鳩が雛に給餌をする際、ピジョンミルクと呼ばれる、素嚢から分泌される液体を与えます。
これは人間でいうところの母乳にあたります。
このピジョンミルクはメスだけでなく、オスも作り出す事が出来ます。このような身体の構造からも、オスも子育てに協力をしている事が伺えます。
オスかメスのどちらかが不在の場合は、残りの親が雛の面倒を見てます。
まとめ
オスが一生懸命メスにアピールをして、それが実ったら一生懸命子育てに協力をする様子は、何だか情熱的ですね。
一緒に協力し合いながら生きているからこそ、鳩の夫婦は仲良しなのかもしれません。
近年では、男性も積極的に育児を行う姿が注目されております。
子育ては、鳩のように夫婦力を合わせて行っていきたいものですね。
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