年々増え続けている鳩ですが、まだまだ知らない鳩の生態があるのかもしれません。
今回は、鳩は雨が降ってきたときに雨宿りするのか、どうやって雨を防いでいるのか、羽にはどんな特徴があるのかについてまとめてみました。
鳩の羽の秘密
我々、人間も「羽を伸ばしてくる」などという言葉を使いますよね。旅行へ行って疲れた体を休めて来たり、遊びに行ったりするときに使う言葉です。
鳩も鳥類ですので実際に羽を伸ばすのです。人間は雨降りのときには、傘を使い雨に濡れないようにしますが、鳩は片方の羽を上に広げ、傘のようにするのです。どの鳩も必ずするわけではないのであしからず。
羽を傘のように広げている鳩を見かけたらラッキーかもしれません。
雨が上がると、鳩は濡れた羽をパッと大きく開き乾かします。地面にベタッと羽を広げている鳩は、実は濡れた羽を乾かしているのです。
人間が見ると、「この鳩は亡くなってしまったのかな?」と錯覚するくらいじっとしていて動かないのです。
実は、鳩には羽毛の一種である「粉線羽」というものが生えます。粉線羽は普通の羽毛のようにフワフワで柔らかいわけではなく、生えてきた先端がすぐにボロボロと崩れてしまい粉状になります。
この粉は、なんと「防水性」があるようなのです。
鳩の身体はこの粉線羽で覆われているため、雨をはじいてしまいます。
上記で記したように、羽を伸ばしている鳩も、防水性はありますが、雨でジメッとしてしまった羽を乾かしているのかもしれません。キューティクルを復活させるため?かもしれませんね。
鳩の羽に住み着くダニ
ダニは、家の中にいるダニと外にいるダニが無数に存在しています。跳躍力が高く、飛び跳ねて乗り移るのです。
鳩の羽についていたダニが近くを歩いている人間に飛び移る可能性は極めて高いです。公園で犬を散歩させていても、ダニが耳や目のところにくっついているのを見たことはありませんか?どこでくっつけてきたのだろう?と不思議に思うかもしれませんが、鳩から移ったダニかもしれません。
自然のあちこちに存在するダニは、「トリサシダニ」、「ワクモ」、「スズメサシダニ」の三種類ほどがあげられます。
鳩の血を吸血したあとに、人間に飛び移ったら大変なことになる可能性があります。
アレルギー皮膚炎、鼻炎、気管支喘息などの症状を引き起こし、激しいかゆみや炎症、水ぶくれにもつながります。
まとめ
鳩の羽には、ダニだけではなくノミやシラミが複数寄生しています。喘息症状の原因になる恐れもありますので、なるべく、鳩がいるところに近づかない方が賢明な策といえます。
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