どんなことにも必ず原因と結果というものがあります。

鳩が平和の象徴と言われるのもきちんとした原因と結果があります。なぜ平和の象徴と称えられているのか。

その歴史を紐解いていきましょう。

 

鳩 平和 象徴 なぜ

ギリシャ神話のノアの方舟

有名な話ですが、その答えはギリシャ神話の「ノアの方舟」にありました。

少しこの話の説明をすると、エホバといわれる神様は人間がだんだん堕落していく様を見て怒りを覚え、そんな人間を見るに耐えられなくなりそれならばいっそ全滅させてしまおうということで大洪水を起こそうと考えました。

しかし、そんな人間の中に日々とても真面目に働いている一家がありました。それが「ノア」と呼ばれる者の一家です。

エホバは洪水を起こす前にノアの一家だけは助けてあげようと思い、そのことをそっと知らせました。

その時、方舟を造りあらゆる動物を一つずつ乗せるように伝えたのです。

その言うことを聞き洪水が起きるのを待ち、大雨が降り続いて世界が水没しノア一家と動物達とノアの造った方舟だけが生き残りました。

その後、陸地があるかどうかを確かめるために鳩を放したところ、オリーブの枝をくわえて戻ってきました。

水が引き始めたと確認できたノアは方舟を漕ぎ進め水面から突き出たアララト山という所にたどり着き、その後は繁栄を重ねていった。という話です。

鳩が平和の象徴と呼ばれるようになったルーツがここにあるわけです。

 

語り継がれる平和の象徴

こうしたことから、現代も平和の象徴はしっかりと引き継がれています。

例えば、日本では放生会(ほうじょうえ)という殺生を戒めるための生物を放つ仏教習俗があり、その際に鳩が使われました。

 

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オリンピックの開会式やお祝い事の式典などにも鳩が使われています。

1949年フランスのパリで開かれた国際平和擁護会で、芸術家のピカソがポスターのデザインに鳩を描いたことで、世界中に注目され平和の象徴として決定的な地位をしめた瞬間でもありました。

まとめ

ノアの方舟でオリーブの枝を持ってきたのは何故鳩だったのか?

おそらく鳩は必ず生まれた場所に戻って巣を作るという習性を利用したものなのかと思います。

どちらにしても、鳩は平和の象徴としてなるべくしてなったものなのでしょうね。

 

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