日本に生息する鳩の色と種類について調べてみました。
目次
鳩の色と種類について
日本に生息する鳩の色と種類
世界には約300種類の鳩が存在しますが、そのうち日本で繁殖している野生の鳩は、キジバト、アオバト、べニバト、カラスバト、キンバト、シラコバトの主に6種類となります。
公園などにいるカワラバト(ドバト)は本来ヨーロッパ、中央アジア、北アフリカなどに生息する鳩で、1500年程前に渡来し家畜化され広まった飼養品種で野鳥とみなされないようです。
キジバト
全長約33cm、通称山鳩と言われ、全体に茶褐色から紫灰色で、翼に黒と赤褐色の鱗状の模様があるのが特徴です。
アオバト
全長約33cmで、本州、四国、九州に繁殖する留鳥です。雄は名前の通り全体的にオリーブ色で美しい鳩です。雄は胸や腹がクリーム色、肩から羽が暗赤色です。冗談のようですが、その鳴き声は「オーアーオー」などと聞こえるそうです
ベニバト
全長約23㎝で、日本産のハト類では最小。雌は全身が灰褐色ですが、雄は頭部と頸が青灰色で、首に黒い帯があるのが特徴です。翼と背中は赤みのある灰褐色です。
カラスバト
全長40cmとやや大きめで頭部が小さく、尾羽がやや長いです。全身光沢のある黒い羽毛で被われています。
キンバト
宮古島以南の南西諸島に分布する、全身25㎝と小さめの鳩です。頭部は青灰色、背と肩羽は光沢のある金緑色で、腹面は褐色の羽毛で覆われています。
シラコバト
全長33㎝、全身灰褐色で背と尾が濃い目の褐色です。日本に生息する個体は江戸時代に移入されたものが野生化したといわれますが、もともと生息していたという説もあります。
カワラバト(ドバト)
公園でよく見かけるカワラバト(ドバト)は全長30から50cm、俗にいう鳩胸がもり上がっている鳩です。羽色は細かく分類すると150種以上にもなるそうです。大別して栗系、二引、灰胡麻、黒胡麻、白、黒、モザイクなどと多様です。一般的には栗二引きと呼ばれる体に二本のラインが入った色彩パターンがカワラバトの祖先と考えられます。
ちなみに結婚式などで使われるのは伝書鳩で白いカワラバトです。
手品で使われている鳩はシラコバトの飼養品種とされるジュズカケバトの白色変種である銀鳩です。
まとめ
鳩は群れを成す性質から平和の象徴とされ、白い鳩は特別な印象がありますが、白い鳩も普通の鳩の一種なのですね。
日本にもこんなに色々な鳩が生息することがわかりました。
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