普通、鳥の雛は、ピーピー鳴いているイメージがあると思いますので、雛が鳴いていないと気になります。
では、なぜ鳴かないのか、説明していきます。
天敵に見つからないため
親鳥がいつも雛を見守っていられる訳では、ありません。
親鳥自身も餌を食べたり、また雛に餌を与えるために巣を離れる事もしばしばあります。そんな時にまだ飛べない雛がピーピー鳴いていたら、どうでしょう?
完全に天敵であるカラスなどに見つかってしまいます。ですから、自己防衛本能として、鳴いていないのです。
しかし、常に鳴かない訳では、ありません。
親鳥が戻ってきて、安心して餌をせがむ時や、また誤って落ちてしまい助けを呼ぶ時にも鳴きます。
キジバトの雛は特に鳴かない
まず、キジバト自体について説明します。
鳴き声は、デゥーデゥー、ポッポーと繰り返して鳴くのが、特徴的で、ヤマバトという別名のとおり、かつては山地に生息し、人と接触する事はなかったのですが、最近では、都会にも生活拠点を移してきていて、人の生活に密着して生活する傾向になっており、身近な鳩になりました。
見た目は雌雄同じ色で茶褐色から紫灰色で、翼に黒と赤褐色の鱗状の模様があり、名前の通り鳥のキジの様な柄が特徴です。
特に上記のキジバトの雛は、鳴かないようです。
よく皆さんが鳴かない、全く鳴かないと言われるのは、キジバトです。
監察を孵化からずっと続けていても鳴きません。身近な鳩になっているのに、かなり警戒心が強いので、雛は、もう孵化した瞬間から警戒しているのでしょう。
まとめ
鳩の雛は、天敵から身を守る防衛本能のために鳴かないのです。
全く鳴かないというのは、おそらくキジバトの雛です。かなり多くの方がキジバトの孵化から観察されていますが、一声も出さないと言われるぐらい鳴きません。
キジバトは、日本の野生の鳩に分類されているため、とても警戒心が強いのです。
また、日本には、約6種類の鳩がいるといわれ、その中のほとんどが天然記念物や絶滅危惧種に指定されています。
皆さんの住んでいる地域などによって、異なりますが、それだけ、数が少ない、貴重な鳩の場合、更に防衛本能が働いて、雛のうちは、鳴かないのでしょう。
鳩は、大人になるとよく鳴きます。時としてその鳴き声が騒音問題になるぐらいです。しかし、鳩の雛は、飛ぶことも出来なければ、自分で餌を取ることも出来ません。
だからこそ、身を守るためにわざわざ鳴いて天敵に見つかるようなリスクをおかさないのです。
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