親鳥の鳩が雛を放棄していなくなってしまったなどという話をよく耳にします。
鳩は、どのような時に育児放棄するのでしょうか、説明していきます。
鳩が雛を放棄する理由
考えられる理由1
親鳥が餌を求めて、出掛けた先で、天敵に襲われて亡くなってしまったというケースです。
考えられる理由2
巣に天敵が近づいて来たりする事があり、身の危険を感じて、育児放棄し、親鳥が別の場所に移ってしまったケースです。
考えられる理由3
キジバトの場合、育児放棄する事は、珍しくないので、その鳩がキジバトであるケースです。
育児放棄と人工保育
私達の身近で見かける鳩の種類は、キジバトかドバトになります。
キジバトは、育児放棄する事が珍しくありませんが、一度つがいになると一生添い遂げます。
また、キジバトもドバトも一年を通じて卵を産む、周年繁殖という、より他の鳥よりも高い繁殖能力があり、その能力は、10歳まであります。
ドバトは、その繁殖能力の高さから、大幅に増殖しており、その鳴き声の騒音や、有害な糞便は、問題となっています。今、公園などでも餌を与える事を禁止している所も増えてきているぐらいです。
なので、一年通じて、卵を産む事や繁殖能力の高さなどから考えると育児放棄してしまい、雛が亡くなってしまってもそれほど、大変問題ではありません。
しかし、天然記念物や絶滅危惧種に指定されている鳩もいます。そういった鳩は、問題です。
でも、育児放棄をされてしまった孵化後間もない雛の人工保育は、大変難しいのが現実です。
鳩の雛は、素嚢乳(そのうにゅう)という鳩の雄雌、両方から出される物で孵化後、一週間は、育ちます。これは、人工的に作るのは、大変難しく問題になっているのです。
孵化して間もない鳩の雛の人工保育は、あきらめ自然に任せる事が一番だと思います。一生懸命、お世話をしても素嚢乳(そのうにゅう)が必要であり、また、一日中、付きっきりで雛の傍にいる事も現実的では、ありません。
まとめ
可哀相と思われる方も多いとは思いますが、これが、自然界の厳しさ、弱肉強食なのです。
育児放棄されてしまっても、これが、自然と思い、見守りましょう。
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