普通の鳥はヒナの餌として昆虫などの動物性たんぱく質を与えます。鳩も同じように昆虫などを与えているのでしょうか?調べたのでご紹介します。
鳩の繁殖期間
普通の鳥は繁殖の時期が春から夏にかけてのことが多いです。
これはヒナの餌として与える昆虫類が春から夏にかけて大量に発生するからだと思われます。ですが、鳩の繁殖期間は4月から10月までと長く、多くのつがいが年に何度か繁殖を行うようです。
これは、鳩が雛の餌として与えるものが昆虫などの動物性たんぱく質ではなく、ピジョンミルクと呼ばれる鳩特有の物質を与えているからだと思われます。
鳩の餌
鳩の餌は基本的に種子類などの植物性のものになります。
ミミズやバッタなどの昆虫も食べるようです。ですが、他の鳥とは違い、雛を育てるのに昆虫などを捕まえる必要はないようです。
その代わりがピジョンミルクと呼ばれる物質です。これはオスもメスも作ることができるようで、たんぱく質や脂肪を多く含んでいるようです。
ピジョンミルクって?
ピジョンミルクとは鳩が孵化したばかりのヒナに与える物質で、オス、メス両方が作ることのできる物質です。
このピジョンミルクのおかげで、鳩は年に何回もの繁殖が可能になっているようです。昆虫類が捕れない時期でも、関係なくヒナに高たんぱく質の餌を与えることができるからです。このピジョンミルク、そのうという場所で作られるようで、ミルクを含んだ細胞がそのうの中に剥がれ落ち、これを吐き戻してヒナに与えているそうです。
まとめ
鳩の餌は基本種子などの植物質の餌で、たまにミミズや昆虫なども食べるようです。
ヒナの餌としてはピジョンミルクと呼ばれる鳩特有の物質を与えているようです。子育て中の餌として昆虫類が必要になることはなく、これが昆虫類の少ない時期でも鳩が繁殖できる大きな理由になっているようですね。
鳩がミルクを出しているなんて知りませんでしたので、かなり驚きました。
鳩は身近な鳥ですが、調べてみると知らないことも多く、面白い鳥ですね。
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