夜空を飛ぶ鳩の姿を見たことがありますか。

鳩は夜空を飛べないのではなく、自分の意思で飛ばないのだと思っているのですが、実際のところはどうなんでしょう。

そういえば、街中に暮らす鳩は、多少の明かりでも消えることがない訳ですから、もしかしたら飛んでいたりするのかも・・・などと思ってみたりもします。

 

鳩 夜 飛ぶ 飛べない

鳩の生態

元々の環境に暮らす鳩

もともとの環境(河原や崖や森など)に暮らす鳩は、夜型の猛禽類の恐ろしさをよく知っています。例え、目が暗さに慣れて見える様になったとしても、鳩は昼間の様には飛べません。

夜の間は、巣の中に身を潜めて、外の様子をうかがいながら、朝を待つということでした。

鳩は、飛べないのではなく、危険を避けるために自分の意思で飛ばないということです。

街中に暮らす鳩

鳩は、夜間でも公園や住宅地など、明かりのあるところでは飛んでいるのを見たという多くの目撃者がいる様です。

ですが、昼間の様に自由に飛び回る訳ではなく、明かりの届く範囲内で自由に飛ぶということで、餌を探しにいったり、上空高く舞い上がり周りを観察するなどはしません。

天敵がいない環境の中であっても、やはり持って生まれた本能は保ちつつ、それ以外は、眠りたい時に寝て飛びたい時に飛ぶ、という暮らしぶりの様でした。

 

レース中の鳩

鳩の帰巣本能を利用して、最も速く巣に戻ることを競う鳩レースでは、巣からずいぶん離れたところで人間に放たれます。

鳩は、一斉に上空高く舞い上がり、何度か旋回してから巣のある方向を目指して飛び始めます。

鳩にとっては、知らない土地での昼夜を問わない過酷な帰り道となります。

当然、何回もの夜を越す訳ですが、経験のあるなしや飛行能力や鳩の性格によって運命が変わります。

 

スポンサードリンク

昼間に天敵に襲われる鳩や、何かに衝突する鳩、または、自分からレースを放棄して立ち寄った地に住み着く鳩もいるそうです。

ですが大半の鳩は、巣を目指して飛び続けます。昼間に安全な場所で仮眠を取り夜通し飛び続ける鳩もいますが、多くの鳩は、夜、茂った木や軒先など夜型の猛禽類などに狙われない場所に潜みながら朝を待つそうです。

このことから、鳩は夜に飛ぶことを自分自身で決めているということが分かりました。

まとめ

鳩といっても、その置かれた環境は様々です。

夜型の猛禽類に見つからない様に息を潜めて暮らす鳩、明かりが消えない街中に暮らす鳩、知らない土地で巣を目指す鳩など、自分の置かれた環境に応じて「飛ぶこと」を自分でコントロールしている様でした。

また、夜でも暗闇ではない限り、月明かりなど小さな光があれば「鳩は飛べる」ということも分かりました。

 

 

スポンサードリンク

今のあなたにおすすめの記事

スポンサードリンク