鳩は、木の上からでも小さなパンくずなどをめがけて舞い降りてきます。きっと見えているのでしょうね。
また、陸上にいる時には、細かな餌を見つけることもできる様です。
高い場所からも見えて、目先も見える鳩の視力とは、どのくらいなのでしょう。
また、夜は、見えているのでしょうか、調べてみます。
鳥の視力について
鳥の視力
調べた結果、堂々の1位は、ワシやタカ、ハヤブサなどの様に大空を飛びながら、陸上のウサギやネズミやそれ以下の動物を確認し、捕える大型の猛禽類でした。
ですが、夜の1位は、フクロウなどの中型の猛禽類です。
フクロウは夜行性で、その目は光を集めやすい構造になっていて、夜でも目が利き、夜用の目を持っているとありました。
逆に、最下位は、ニワトリなどの様に飛ぶことができず、近い地面ばかり見て暮らす鳥は、夜にはほとんど見えないので、じっと身を潜めて朝を待つしかないそうです。視力は、餌との距離間が関係している様な印象を受けました。
では、鳩の視力はどのくらいなのでしょう。
鳩の視力
鳩の目は、人間と違って顔の横(側面)に付いているので視野が広く、人間よりもよく見渡せる構造になっています。
その反面、鼻先は、視野の死角になるので見えていないとのことです。
警戒感が強い分、見ることに集中できる構造になっている印象を受けます。
余りの警戒感の強さに、常に安全を確認していることには、目の疲労も激しいのではと同情してしまいます。
調べた結果、鳩の視力は40km先を見渡せるほどでした。
公園でいつも餌をくれる人間の顔は、遠くの方からでも見えていて、舞い降りる準備をしているということもあるのでしょうか。また、動く物を見分ける力も持っているとのことでした。
飛んでくる石などをとっさに回避したり、迫りくる車などから身をかわすなどもできるそうです。昼間の生活の中では、鳩は視野が広いので広範囲が大変よく見えているけれど、鼻先は見えないということが分かりました。
一方、暗いところでは、人間並に見えているけれど、急な暗さに慣れるには時間がかかることが分かりました。
夜を得意とする猛禽類には敵いませんから、暗さに慣れる前に襲われたら、きっと餌にされてしまうでしょう。
暗くなったら巣に戻り、巣の外を注意深く見張りながら朝を待ちます。
街に暮らす鳩は、天敵がいないので、自然の中で暮らす鳩よりは、のんびり過ごしているのではないでしょうか。
まとめ
自然の中で暮らす鳩の環境は、昼間はワシやタカ、ハヤブサなどの昼行性の大型猛禽類に警戒が必要で、夜にはフクロウなどの夜行性の中型猛禽類に警戒が必要です。
昼夜を問わず命の危険にさらされているという印象を受けました。
そんな中で暮らす鳩は、どちらかというと、この様な猛禽類の「餌」だということがうかがえます。
まだ、昼間なら得意の動体視力と40km先を見渡せる視力で身を守ることもできますが、夜は、完全に鳩の方が劣勢に映ります。
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