「鳩」という言葉が用いられているものに、「鳩胸」「鳩が豆鉄砲を食ったよう」「ブルーバード」「サンダーバード」「鳩時計」「鳩サブレ」などなど、鳩という言葉が含まれているものがたくさんあります。
それだけ、世間ではなじみ深く、平和の象徴として用いられたり、手品に使われたりと広く鳩が受け入れられているのです。
そんな鳩について今回は、オスの求愛行動についてまとめてみました。
鳩のオスはどのように求愛するの?
鳩は一年中求愛行動があるといっても過言ではありません。鳩は生まれて半年で、もう繁殖期に入るのです。
一日に数回は共寝しますが、その時間はなんと10秒ほどだそうです。とても短い時間のため、あまり私たちが見かけることはありません。鳩は、年間5.6回は卵を産みますので、一年中子育てをしていることになります。
あまり人がいないところを選んで共寝します。年中繁殖期はありますが、過ごしやすい季節である4月から6月ころがピークのようです。
オスは、「デデーポッポー」と口を閉じたまま、低い声で鳴きます。これが、メスを呼ぶサインです。オスは決めたメスに対して愛情表現をし始めます。尾羽を低く地面につけるように伸ばし、頭をしっかりと上にあげ、背筋を伸ばしているように見えます。膨らませた首を上下に動かしたり、メスを追っかけたりします。
メスがプロポーズを受け入れた場合は、お互いに首をつつきあったり、サルがノミを取り合うのと同じように、鳩もお互いに羽繕いをするのが見られます。
そして、熱烈なキスをする光景も見られます。
たまに私も鳥のキスを見かけることがあります。虫などの餌を分け与えているのかなとも考えていましたが、確かに鳥もキスをするのですね。他の鳥類では、素敵な巣を作ったり、ダンスを披露したりと、メスに対しオスはとてもがんばっているようです。
メスがそっぽを向き飛び立ってしまったら、オスが必死に取ったプロポーズは残念ながら断られた結果になってしまいました。
メスが、オスのプロポーズを受け入れた場合、メスは姿勢を低く保ち、オスがメスの上に乗れば共寝となります。
神社やケーブルの上などで見られるかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?鳩の求愛行動についてまとめてみました。
一般家庭のベランダなどにも知らないうちに巣を作ってしまう鳩なので、もし見つけた場合は鳩観察記録を付けてみるのもおすすめです。
今のあなたにおすすめの記事