実はペットショップで購入し、ペットとして飼育することができる鳩ですが、公園や駅などでよく見かける鳥でもあります。
野生の鳩を捕まえて、個人がペットとして飼うことはできるのでしょうか?

 

野生 鳩 飼う

野生の鳩を飼うと法律違反になる

鳩だけでなく野生の鳥、つまり野鳥を捕獲して飼育することは、鳥獣保護法によって原則的に禁止されています。
規定の時期に狩猟された対象種に限っては例外的に狩猟することが認められていますが、狩猟するためには狩猟免許が必要ですし、狩猟方法にも規制があります。

それにここで許可されているのはあくまでも狩猟で、保護や飼育ではありません。

一部の都道府県にはメジロに限って市町村から飼育許可が出る地区が存在するようですが、野生の鳩の飼育を許可している所は無いようです。

一般の個人が鳩を合法的に飼うには、やはりペットショップで購入したり、鳩小屋から譲ってもらうしかありません。
公園や駅などにいる鳩を捕まえて連れ帰ってはいけませんので、注意してくださいね。

法律以外にも野生の鳩を飼うことには問題がある

平和の象徴というイメージもあり、見た目も可愛らしい鳩ですが、都市では害鳥と呼ばれることもあります。
人体に健康被害を引き起こすウイルスや病原菌、ダニ、シラミなどを媒介してしまうことがあるからです。

都市では街中や住居の周囲に鳩が数多く繁殖しているので、羽毛やフンが子どものぜんそくやアレルギーを引き起こす原因になるとも言われ、嫌われがちのようです。

 

 

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ちょっと可哀想な気もしますが、鳩が媒介するものの中には深刻な感染症の原因菌もあるんです。
特に怖い感染症ではクリプトコッカス症というものがあります。

真菌の一種であるクリプトコッカス菌に感染することによって発病する感染症で、頭痛や発熱、脳障害、神経障害などの深刻な症状を引き起こし、最悪の場合は死に致ることもあるのだそうです。

まとめ

身近にいる鳩は野生動物でもあります。飼うことには法律上の問題もありますが、思わぬ病気に感染したりしないように、野生の鳩や鳩のフンにはなるべく近づいたり、触ったりしない方がいいでしょう。

都会の鳩は人慣れしているので、近寄ってきたりするとかわいいですが、繁殖し続けることを止めるために、餌を与えることも控えた方がいいかもしれません。

 

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