可愛らしい鳩ですが、飼育したり餌付けしたりすると法律違反になってしまう場合があることをご存知でしょうか?

知らずに法律を破ってしまうことがないように、きちんと確認しておきましょう。

鳩を飼育や餌付けすることの法律上の2つの問題点

野生の鳩を飼育することは法律で規制されている

私たちが暮らす街中や公園、駅など、どこにでも鳩の姿を見ることができます。

人が多い場所で暮らしている鳩は人に馴れているので、向こうから近寄ってくることもあったりして、つい可愛くなってしまいますよね。

外にいる鳩を連れ帰って、飼育することは可能なのでしょうか?

実は、野生の鳩を個人が捕獲したり飼育したりすることは、鳥獣保護法によって禁止されています。 この法律は鳥獣を保護することで生態系や人間の生活環境を守ることを目的としていて、鳩だけでなく、野鳥全般に適用されます。

鳩を飼育したければ、ペットショップなどの業者から購入するしかありません。

餌付けだけでも法律違反になることがある

野鳥を捕獲して飼うことは法律で規制されていますが、街中や公園にいる鳩や雀に餌をあげることは明確に法律で禁止されているわけではありません。

ただ、多くの地区で鳩に餌付けすることの自粛を「お願い」という形で呼びかけています。

鳩は繁殖力が高いため、人間が餌付けして増やしてしまいすぎると、結局鳩を駆除しなければいけなくなるという結果になってしまいます。

鳩に餌やりを続けていた人が、住宅前をフンで汚されたとして近隣住民に訴訟を起こされて損害賠償の支払いを命じられたケースもあります。

鳩のフンには人体に健康被害を引き起こすカビや寄生虫が潜んでいるおそれがあるので、住民にとってフン害が深刻な問題だということは理解しなければいけません。

 

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まとめ

自然環境を保護するためにも、他人の迷惑にならないためにも、それから鳩のためにも、野生の鳩を捕まえたり餌をあげたりすることはおすすめできません。

もしどうしても鳩を飼いたいなら、やはりペットショップなどの業者を通して購入しましょう。

そして、レース鳩や伝書鳩にする目的でないなら、外に出さないようにして、巣箱などの中で飼育した方がいいと思います。

 

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