鳩は、生後約6ヶ月頃から性的に成熟し発情をして繁殖期に入るが、一夫一婦性で事故などでパートナーを亡くさない限り、生涯ともに過ごします。
今回は鳩の卵と孵化までの期間について調べてみました。
鳩の産卵
発情期に入ると雌雄共特有の性行動を行い、雄は雌に対して尾羽を扇状に広げ地面を引きずり、頸を上下に大きく動かし、胸を膨らませて高足を踏んで雌の周りを徘徊します。
また、翼をバタバタと打ち鳴らして急上昇し、ついで翼をピンと張って滑空するなどの雄特有のディスプレイ行動を行います。
雌雄の気が逢うと番(つがい)が形成され共寝を行います。
鳩は性欲が強く朝の採食の終了時から昼過ぎにかけて、1日に数回~10数回も共寝を行います。
1年中で最も旺盛な発情期は春ではありますが、7月上旬から繁殖力は下降し、8月、9月、には通常繁殖を休止します。
孵化までの期間
産卵は、共寝後4~5日で、通常2卵を産みますがまれに1卵のこともあり、3卵を産むことは殆どないです。
第2卵は第1卵を産んだ翌々日で、共に夕方産卵します。
卵の大きさはウズラとチャボの中間位で、30~40gです。
そこから卵を温めるのですが、抱卵期間はだいたい18日約420時間位です。外気温の低い時期には、孵化日数は1~2日ほど延びることもあります。
抱卵
抱卵は日中主に雄が行ない、夜間雌が行ないます。
交代時間はほぼ一定していて、10時~16時頃までは雄が抱卵しますが、時々交代することがあっても、日中は主に雄が抱卵します。
これは、抱卵中は一番無防備で外敵から狙われやすいので、雄が外敵から守るためのものと解釈されています。
それから孵化が始まると、だいたい雛自信が24時間ぐらいかけて、時より親鳩が手伝うこともありますが、基本的には雛自信が殻を破って誕生してきます。
まとめ
鳩は性欲は盛んで、夏の一時期を除き、一年中発情期を迎えております。
一度卵を産み終えると、通常帰巣性を持っているので、また、その巣に卵を産んでその繰り返しをして、一生を終えます。
今のあなたにおすすめの記事