所変われば文化も変わります。日本では食べる事など想像もできない鳩ですが、国や食文化が変われば立派な食材となります。
鳩は食べる鳥では無い!という先入観がありますので、鳩を食べる事には抵抗がある日本人は多いのでは無いでしょうか?
では、鳩を食べる国とはどこなのでしょう?そしてどのように調理されているのでしょうか?
鳩を食べる国
実は鳩を食べる国は沢山あります。
ヨーロッパ・中近東・アジアなどなど世界中の至る所で鳩は食べられています。
料理に使われている鳩は、日本の公園で見かける『ドバト』ではなく、きちんと食用に飼育されている鳩です。
鳩の肉は鶏肉よりも身が引き締まっていて噛みごたえがあるそうです。
具体的な調理法ですが、フランスでは身を丸ごとグリルして食べる事が多いです。
繁殖が難しい鳩は希少価値のある食べ物で、フランスでも高級品とされています。
エジプトでは鳩料理は伝統料理として大変よく食べられています。丸ごとの鳩にライスを詰めてオーブンで丸焼きにする『ハマム・マッハシ』が代表的な調理法です。
隣国の中国でも鳩はポピュラーな食材です。丸焼きにしたり、細かくミンチにして炒めたり、蒸したりと様々な調理法で食べられています。
日本に来た中国人は、日本人が公園にいる鳩を食べないことに驚く、というのは良く聞く話です。
日本で鳩を食べられる?
日本でも江戸時代には鳩を食べていたようです。しかし、現在は鳥獣保護法により公園や街中にいる鳩を捕獲して傷つける事は禁止されています。
ですので、その辺にいる鳩を捕まえて食べることは出来ません。
しかも、公園や街中にいる鳩は菌やウイルスを沢山持っているので絶対に食べてはいけません。
もし、日本で鳩を食べたい場合、『キジバト』という鳩は捕獲して食べる事ができます。(その際は各都道府県の狩猟許可が必要です)
もっと手軽に食べる方法は、海外から食用の鳩を輸入しているレストランに行くことです。レストランならきっと美味しい鳩料理が頂けるでしょう。
まとめ
ヨーロッパ・中近東・アジアなど鳩は世界各国で食べられています。
日本では食べる習慣のない鳩も、国や食文化が変われば立派な食材となります。
しかし、料理に使われている鳩は食用に飼育されている鳩です。
そこら辺の公園や街中にいる鳩は絶対に食べてはいけません。
日本で鳩を食べたい時には『キジバト』を狩猟するか、鳩料理を提供しているレストランに行きましょう。
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