子供の頃、人間によく慣れた鳩が、ネコに襲われて大けがをした話を聞いたことがあります。
その鳩は、人間の手によって命を救われました。
ネコは鳩をどうするつもりだったのでしょう。その時の大人の話は「ネコは鳩を捕まえて(おもちゃにして)遊ぶ」とか「ネコは狩りの練習で鳩を捕まえる」でしたが、「時々は、食べるために捕まえる」とも言っていました。
本当のところはどうなんでしょう。また、ネコに限らず、ほかの動物達にとっての鳩とはどんな対象なのでしょう。
鳩を捕まえて餌にする鳥や動物
調べてみると、鳩を捕まえて餌にする鳥や動物は世界中にいる様です。
そしてまた、それは動物園の中にもいました。カラス・イタチ・ハクビシン・テン・ネコのほか、ペリカン・アライグマ・キリン・カメなど、まだまだたくさんいます。
日本国内では、飼っている鳩が襲われ食べられる話を多く聞きますが、そのほとんどがイタチ・ハクビシン・テンなどの仕業だとの見方でした。
鳩の中でもドバトは、動きが遅いといわれていて、カラスに襲われて食べられやすいそうです。
比較的群れている鳩を狙うのはカラスやネコでした。
雑食性の動物であれば、鳩を襲う可能性があるとのことでした。
キリンについては、草食動物にもかかわらず、鳩を襲って食べることがある様です。
鳩の天敵ネコの違った一面
鳩は、たいてい群れで移動したり餌を探したりするために、ほかの動物から見ればよく目立ちます。
たくさんがかたまっていると襲いやすく捕まえやすいことになります。
例えるなら、海で泳ぐ小魚の群れを大きな魚が襲うのと似ている様に思います。
ネコが鳩を捕まえるシーンでは、ネコ科動物で有名なチーターやヒョウの様に体を低く構えて、鳩の群れににじり寄り、狙いを定めてスタートダッシュする様(サマ)は、普段から目にするネコなのかと疑いほどです。
まとめ
鳩はたくさんいて、どこにでもいるイメージです。
確かに、公園やショッピングモールなどでは必ず目にします。
そして、鳩の糞害に困る話もたくさん聞きます。マンションや高いビルなどを見上げると窓やベランダに細かい目のネットが設置されているのを見ることができますが、あれは、ほとんどが鳩よけだというから驚きです。
特に街中に住む人達には、日常の中で鳩が襲われて食べられる場面を見ることがほとんどないので、鳩対策に頭を悩ます人達からすれば「鳩は人間にとっての害鳥」としての印象が強いのです。
ですが世界に目を向けると、鳩を捕まえて食べる動物が世界中にいることも確かです。
実は、人間も「鳩料理」として食べている場合もあります。
国や地域が違うと鳩を取り巻く環境も様々で、自然界では鳩を食べる動物が多いことから、鳩は「餌」として存在しているのかも知れないと思わずにはいられませんでした。
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