公園などで鳩にエサをあげている光景をよく見かけます。
鳩の餌やり禁止を法律としてはっきり制定している自治体は多くありませんが、近隣住民の方へ迷惑を及ぼすおそれのある行為となるのでやめましょう。
また鳩の糞は人間に感染症を引き起こす原因となり危険です。
鳩が飛び立つ時に羽から飛び散る菌による感染の可能性について調べてみました。
鳩の羽についている菌
鳩が飛び立つ時に羽から菌が飛び散る可能性について
鳩に餌を与えると、鳩はその周辺で餌がもらえるまで待機する習性があり、あちこちに糞を落とすことになります。
鳩の糞が乾燥し、風にのって舞い上がり、その糞に含まれる病原菌が人間の肺に感染する場合があります。
また、ハト自体にも寄生虫、ダニ、病原菌も多いため、むやみに近づいたり触ったりしない方が良いそうです。
駅などでも、たくさんの鳩が頭上で飛び立つのを見かけます。
鳩が飛び立つ時に羽から菌が飛び散っているのではないかと、心配される方もおられるようですが、一日中鳩が近くにいるような環境にいるのではなく、鳩すぐ近く(半径50㎝以内で)深く息を吸い込むような事がなければ心配することはないそうです。
しかし、公園などで多くの鳩に囲まれ、鳩が一斉に飛び立った時に深く息を吸い込むと、鳩の体についているダニ、シラミ、ノミなどにより肺炎やアレルギー反応を起こす可能性もありますので、不用意に鳩に近づかない方が良いと思われます。
通常の健康状態の大人で普通の免疫力があれば、まず発病することはありませんが、免疫力の弱いお年寄りや乳幼児、HIV患者の方は十分に注意しましょう。
万一、子供が鳩の体や糞を触ってしまった場合は、うがいと手洗いをさせれば問題ないようです。
特に体に傷口がある場合は、そこから感染する可能性もあるので注意が必要です。
では、落ちている羽はどうでしょうか。綺麗な鳥の羽を見つけた時、拾っても良いものか迷ってしまいます。
羽自体に菌が繁殖しているわけではないので拾ってきちんと殺菌すれば問題ないようです。
羽根毛は羽毛布団やダウンジャケットなど詰め物として、私たちの衣類にも用いられていますし、昔から羽ペンやバトミントンのシャトルにも使われてきました。
美しい鳥の羽を拾った場合は、清掃用の洗剤で汚れをよく拭き取った上で、エタノールで消毒すれば、自宅で十分に殺菌できます。
まとめ
鳩は平和の象徴として親しみのある鳥で、特に街中に生息する鳩は人馴れしているため、餌を求めて寄ってきますが、触れたり顔を近づけたりしない方が良いようです。
一日中鳩の近くにいるような環境にいるのではなく、通常の健康状態で免疫力があれば心配することはないようです。
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