私の家は比較的山に近いです。いつも聞こえてくる声はフクロウの声だと思っていたら、実はヤマバトだったのです。
「ホーホークックー」と鳴いているように聞こえます。庭にもたまに来ているのを見かけます。
このように、公園だけではなく、一般家庭にも姿を見せることが多くなった鳩ですが、鳩の被害はどのような物があるのでしょうか?今回は、鳩が人間に及ぼす影響についてまとめてみました。
目次
鳩のフンにはどのような菌があるの?
ベランダに住んだり、卵を産み付けたり、手すりに留まったりする習性がある鳩です。ベランダの手すりにフンが付いているのを見かけたことがありますよね。
布団をベランダに干すときには、そのフンを雑巾で拭いてから干しますが、その雑巾が厄介なのです。その雑巾を水洗いするときに、素手で洗ったりすると手にフンの菌が付着します。
洗面所にも菌をまき散らすことになるのです。雑巾は必ず、ベランダ用の物を決めほかの物とは兼用にしないようにし、手袋をはめてバケツで洗うようにしましょう。
鳩のフンに含まれる物質は、何らかのアレルギー症状を引き起こすことがわかっています。フンが乾燥してそれが空気中に舞っているのです。公園などたくさん鳩が集まっている場所によく行く人は、自然に鳩のフンの菌を吸っていることになるのです。
健康な人にはあまり有害にはなりませんが、妊娠中の人や、お子さん、免疫力が下がっている人などには重大な病気になる可能性がありますので、注意が必要です。
可能性のある病気
考えられる症状としては、いくつかあげられます。
「過敏性肺炎」
鳩のフンに含まれるたんぱく質が過敏性肺炎を引き起こすアレルゲンの一つになっています。
「気管支喘息」
鳩の羽やダニ、シラミなどは喘息を伴うアレルギーになる可能性があります。死亡する可能性もあります。
「オウム症」
クラミジアが病原菌となり、インフルエンザのような症状が起きます。肺炎や気管支炎にもつながります。
「非ストプラズマ症」
鳩のフンに含まれるばい菌で、発熱や筋肉痛を伴います。
「鳥インフルエンザ」
A型インフルエンザウイルスにより起こる感染症です。
「トキソプラズマ症」
トキソプラズマという寄生虫により起こります。妊娠中の人が感染すると流産の危険性があります。
「クリプトコックス症」
カビの感染症で、免疫力が落ちている人が感染すると脳炎などになり死亡する場合があります。
まとめ
鳩は、年中卵を産むので、ベランダなど他の動物に邪魔されないところに狙いを定めて巣を作ります。
人が住んでいないベランダ、あまり手入れをしない家などには鳩がいますよね。鳩は自分のフンがあるところは安心するのでまたそこに戻ってきます。
鳩を寄せ付けないためには、しっかりと掃除をすることが必要です。
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