神社、公園、駅前、電信柱にも…鳩と言えばどこにでも居るようなごくありふれた鳥で、平和の象徴としてもよく知られていますね。
そんな鳩ですが、よく観察していると歩き方に特徴があるのがわかります。
どういうわけか、ヘコヘコと首を前後に降る不思議な歩き方をしますよね。
そこで疑問に思いました。
なぜ首を振るの?これを止める方法ってあるのかな?
同じように思った方も居るかもしれないので、今回はそんな鳩の首ふりについて調べてきました!
鳩が首を振る理由
はっきりと理由はわかってはいないのですが、鳩が首を振る理由として有力なのは”眼球運動の代替動作”であるという説です。
私たち人間は眼球を一定の範囲内で自由に動かせます。
こうすることで文字を読んだり、動きのある物を目でとらえることができるのですね。
しかし、鳩は眼球を動かすことができません。
さて困った、ではどのようにして動きのあるものを目でとらえるのか…そこでこの首ふりなのです。
歩くことで流れていく景色に自分の首を合わせて振ることで、きちんとそれに対応した視界を保つことができるのですね。
鳩の首ふりを止めるには
鳩が首を振る理由はわかりましたが、ではこれを止める方法はないのでしょうか。
じ・つ・は、それがあるんです!
とってもくだらなくはあるのですが、これは実験によって証明もされています。
首ふりの理由が視界を安定させて周囲を認識するためのものであるならば、鳩が歩いていても周囲の風景が動いている、ということを鳩の視覚に認識させない状況を作り出してしまえば良いのです。
具体的な方法について
文章にするとちょっとわかり辛かったですね。
具体的にどうするのかというと、目隠しをして歩いてもらうのです。
鳩の目を覆って視覚を封じてしまえば、鳩が歩いても周囲の風景の動きはわかりません。
こうすることで、わざわざ歩くごとに首を振って周囲と視覚を同調させる必要もなくなるのですね。
他にも、同じような方法で、暗闇を歩いてもらうことでも同じような状況を作り出せます。
鳩の歩行速度と同じくらいの速度で動くルームランナーの上に乗せれば、鳩が歩いても体が前に進まず、周囲の風景は変わらないため、これでも首を振らずに歩く鳩の姿が見られるそうですよ。
まとめ
あまり現実的な方法ではありませんでしたが、鳩のアイデンティティとも呼べるあの首ふりを止められるのはちょっと面白いですね。
ただ、鳩も生き物です。
野生の鳩を捕まえてしまってはかわいそうですし、鳥獣保護法にも引っかかりますので、この記事をご覧になったからといって、ぜひ試してみよう!などとは思わないでくださいね。
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