｢ハワイ島の鳥｣といってすぐに思い付くのは、色取り取りでオウムの様な大型で大きな声で鳴く鳥を連想します。
おそらく、旅行のパンフレットの影響が強かったのでしょう。
それに、鳩は｢平和の象徴｣ということで世界中のどこにでもいて、大切にされている印象を持っています。
今回は、人気観光地ハワイの鳥と鳩について調べてみました。
観光地で見ることのできる鳥
ハワイは、太平洋の真ん中にポツンと浮かぶ島で、大陸や日本からも遠く離れています。
この決して大きくない島には、様々な植物と300種以上の鳥達が暮らしているそうで、驚きです。
主なところでは、私達が日本でも日常的に目にするスズメや鳩もハワイにはいます。
ほかには、サギの仲間やガンの仲間、日本でもお馴染みの文鳥(原種)などがいます。公園内には、クジャクもいます。
どの鳥も、人間社会と風景の中に溶け込んで生活している様で、食事などをしていると躊躇なく寄ってきます。
害鳥とされる鳥
これだけたくさんの種類の鳥が暮らしていると、中には｢害鳥｣とされる鳥もいるそうです。
その鳥は、日本にもいる｢メジロ｣です。
自宅の庭に時々夫婦でやってきては、呼び合いながら戯れて、ほどなくして飛んでいくメジロを見ると微笑ましくなりますが、ハワイでは、増え過ぎたことで害鳥扱いされているそうです。
そして、耳にしたことがあるかと思いますが、｢ホンセイインコ｣という全身が草色のインコです。このインコの汚くて大きな声と、作物を食い荒らす悪行にハワイでは｢侵略的外来種｣と呼ばれ、最悪の害鳥に指定されているそうです。
言葉から察するに、人をも脅(ｵﾋﾞﾔ)かしそうな感じが出ていますね。では、ハワイでの鳩はどんな鳥なのでしょう。
ハワイに住む鳩
調べてみると、ハワイの観光地で目にする鳩は、ほとんどが｢白鳩｣の様です。
それは、ハワイで結婚式を挙げるカップルが多いことから、人工的に白鳩を繁殖させているからだそうです。ですが、古くから暮らす鳩(ドバトなど)もたくさんいます。
伝書鳩として人間に重宝がられた鳩、マラリアの感染源の可能性があると恐れられる鳩もいるということです。
また、人間が管理仕切れない野生の鳩の糞害に困っている人達もいるとのことでした。
原因は、食事中や散歩中など、近づく鳩が可愛いばかりに餌をあげる人間が多いために、鳩は人間を見たら近づき、人間は可愛いから餌をあげる、この繰り返しにあると考えられているそうです。
まとめ
日本でも鳩の糞害は深刻な問題です。
鳩には強い帰巣本能があるので、一度住み着くとなかなか引っ越してはくれません。
鳩の駆除専門業者がいるほどです。ハワイでは、食事中に近づく鳩が余りにも多くて、｢鳩に餌をあげないでください｣とポスターなどを出す店もあるそうです。
ハワイの白鳩に限っては、大切に管理されているとのことですが、白い鳩を繁殖させるには難しい面もあり、減ってきた印象を持つ観光客もいるとのことでした。
一方、ドバトなど、野生の鳩はマラリアの感染の原因になっていることもあるので、できるだけ近付かない方が良いという印象を受けました。
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