昼間、公園などで見かけていた鳩は、日が落ちる頃には、見かけなくなります。
鳩は、いつの間にかどこかに飛んでいってしまいます。鳩は、暗くなるとどこに行ってしまうのでしょう。
また、そこでは何をしているのでしょう。
鳩のねぐら(巣)
普段よく見かける鳩には大きく2種類(ドバト・キジバト)いて、巣は基本的にどこにでも作る様です。
ドバトは雨が嫌いで、河原や崖などに作ったり、自然にできた穴を巣にして、そこで子育てもします。
キジバトは、自分で巣作りをするので、巣の作れる場所ならどこにでも作り、そこで子育てもします。
ですが、今ではどちらも街中や公園、街路樹など、人間がそばにいる場所に巣を作ることが増えてきた様です。
暗い場所での鳩の様子
鳩は、暗闇では見えない様ですが、人間と同じ様に暗さに慣れ、人間並みには見える様です。
本来鳩は、辺りが暗くなったら巣に戻り、明るくなったら活動をする生活を繰り返しています。
ですが、人間のそば(街中や公園、街路樹など)に巣作りをして暮らす鳩は、一日中明かりが消えることがないので、昼間の様に活動はしませんが、巣の入り口付近から外を眺めたり、巣の中では巣の手入れや毛繕いや子育てなど、鳩の生活サイクルで過ごしている様です。
一方、人間のそばには暮らさず自然界に巣作りをする鳩は、昔ながらの辺りが暗くなったら巣に戻り、明るくなったら活動をする生活を繰り返しながら、暗闇を得意とする天敵(猛禽(モウキン)類など)から身を守るために、声を出さずに気配を消して動かず、時には外の様子をうかがいながら、巣の手入れや毛繕い、子育てなどをしながら明るくなるのを待っているのです。
ですが、今では月明かりしかない環境が少なくなり、人間が作った明るい環境が広がってきたことで「暗い環境」の中で生活する必要がなくなってきました。
特に人間のそばで暮らす鳩にとっては、住みやすくなったのではないでしょうか。
まとめ
鳩は人間並みに暗さに慣れる能力を持っていました。
また、暗い中では昼間の様に活動ができなくても、巣の外の様子を眺めたり、巣の手入れや毛繕い、子育てなど身の回りのことはできることが分かりました。
多くの鳩は、街中や公園、街路樹などに巣を作り、人間の生活圏に馴染んで暮らすことにより「暗い」という環境から遠のいた感じです。
鳩にとっては安全な環境に暮らすことができているのかも知れませんが、「暗いところでは目が慣れる」という本来持つ能力までもが衰えないのか、と心配になりますね。
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