鳩は夫婦の中が非常に良いことで知られ、一度つがいになったら一生浮気はしないとも言われています。
その一途さは人間も見習いたいところではありますが……。
鳩の夫婦の生活
一夫一妻が基本の鳩は、つがいで行動を共にすることが多くなっています。
そのため、つがいで巣を作るのですが、鳩の場合はオスが巣の材料を集めて、メスがその材料を使って巣を作るというケースが多いようです。本当に仲が良いですね。
鳩は縄張り意識も強いため、作った巣とテリトリーに対して強い執着心を持っています。それは人間が少し追い払ったくらいでは全く効果がないほど。
その巣で1年に数回子育てをし、夜も基本的には巣で過ごしています。
ベランダは巣を作るのに格好の場所
意外と多いのが、ベランダに鳩が巣を作ったというケース。
鳩は敵が来ない安全な場所に巣を作る性質を持っていますが、室外機や植木鉢、そして壁によって三方向を囲まれたスペースを確保しやすいベランダは格好のポイントなのです。
人間が気づかない間に巣作りをしていることも多く、夜になると鳩も戻ってくるため、ふとベランダを見たら鳩がいてびっくりなんてことも。
ベランダに鳩が住み着いたら、動物好きの人からしたら可愛くて嬉しいと思うかもしれませんが、鳩は様々な弊害をもたらします。
たとえば糞にしてもそうですし、朝や夜の鳴き声や、羽毛やノミなどのアレルギーなどは近隣住民にまで迷惑をかけてしまうかもしれません。
勝手に鳩を駆除することは法律で禁止されている
ベランダに鳩が住み着いて卵を育てていたとしても、巣や卵を撤去したり、鳩を駆除したりすることは法律で禁止されています。
鳥獣保護法というもので、許可なく野生の鳩を駆除すると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられます。
もし、どうしても住み着いた鳩をなんとかしたいという場合には、鳩の駆除を行う専門家などに相談するようにしましょう。
まとめ
鳩の夫婦は非常に仲が良く、一夫一妻が基本です。1年に数回繁殖をする鳩は、巣作りや子育てなども夫婦で協力して行います。
夜は巣に戻ってくることが多く、人間が気づかない間にベランダなどに住み着いていることも。
ただし、鳩が住み着いたからと言って勝手に駆除することは、鳥獣保護法という法律で禁止されているので注意しましょう。
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